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蒲鉾職人 味ひとすじ 其の壱
生産開発室長 蒲鉾職人 磯部末弘
美味しさが一番やと手作りの味にこだわって
美味しいかまぼこの条件は、柔らかみの中にある歯ごたえ、口の中で溶けていくような食感、なめらかな喉ごし、後口の良さやと考えています。
蒲鉾はとても贅沢な食べ物です。そのまま魚を食べるよりずいぶんと手間ひまがかかります。 特にハトヤは契約した漁師から瀬戸内や和歌山の漁場の旬のグチやハモを仕入れて、おろし、さらし、すり身にして配合しているんです。 蒲鉾は魚の持ち味を生かしてブレンドすることでより美味しくなるんですよ。 さらしというのは血抜き、油抜きの工程ですが、魚の風味を残すのが難しい。 温度管理、さらし時間、調味料の配合などすべて勘の世界ですから、長い経験が必要ですね。お客様が喜んでくださるのが一番やと、大量生産ではできない手づくりの味にこだわって作っています。
【店舗】 かまぼこのハトヤ