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蒲鉾職人 味ひとすじ 其の弐
生産開発室長 蒲鉾職人 磯辺末弘
美味しいを求めて毎日が修行 これでいい、ということはない
最高級の材料を使っているからこそ、職人はそれに負けないよう素晴らしい生地(すり身)を作ろうと頑張るんです。よいすり身ができたから、きれいに成形しようと思うし、それをさらに美味しく加熱するという風に。 すり身は温度が高すぎてはあかんのやけど、ベテランになればすり身を触っただけで温度がわかります。成形も量らないでも形や重さが一定にできるようになるし、蒸すときは板をたたいた音で状態がわかるんやね。 加熱の温度が高すぎるとパサパサになりますやろ。
先人から伝わる知識や知恵を伝承しながら、日々さらに改良を加えています。職人の仕事に「これでいい」ということはないんです。絶えずより美味しいものを作ろうと毎日が修行やと思ってます。
【店舗】 かまぼこのハトヤ