かまぼこのハトヤ ~蒲鉾職人の道へ すり身の温度と格闘~

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かまぼこ蒲鉾職人 味ひとすじ 其の参

蒲鉾職人 工場長 吉田利男

蒲鉾職人の道へ すり身の温度と格闘

 わたしは姫路生まれ姫路育ち、入社して26年です。はじめは市場や仕出し屋さんへ配達をしていましたが、職人の道へすすみました。

 最初は成形器などの洗い物からはじまり、竹輪などを焼く修行を経て、ようやく付け包丁で蒲鉾作りの練習をさせてもらうようになりました。仕事のあともひとり残って何度も何度もやり直し。すり身は柔らかそうに見えて意外と硬いんです。しかも夏は温度が上がって、さらに硬くなってくるので大変でした。きれいに成形できるようになるには半年~1年はかかります。計量しなくても目方を一定にできるようになるにはさらにかかりますね。

 現在ハトヤの蒲鉾のうち「献上」「千姫」「極上」は職人の手付けですが、1枚1分くらいのスピードで仕上げているんですよ。

【店舗】 かまぼこのハトヤ