姫路文学館って?
姫路文学館は、姫路を中心とした播磨ゆかりの文人たちを顕彰し、資料の収集および調査、研究を行うとともにあらゆる文学活動の拠点とすることを目的に、平成3年(1991年)4月、市制百周年事業の一環として開館した博物館施設です。国宝姫路城の北西に位置し、建築家 安藤忠雄 氏の設計によるユニークなデザインが古い町並みに新しい風景を添えています。
姫路文学館の特別展・企画展のお知らせ
企画展「戦後80年 戦時下の大衆文化 ー〈外地〉へのまなざしを振り返る」 

昭和6年(1931年)の満洲事変から、昭和20年(1945年)の終戦までの15年にわたった日中戦争・太平洋戦争は、当時の政府が「総力戦」と称したように、従来の国内秩序を打ち壊し、国民全員を巻き込んだそれまでにない戦争でした。また、戦場も沖縄を除き、そのほとんどが中国大陸や南太平洋諸国などのいわゆる「外地」でした。そのため、この間の文化的活動の多くはつねに「大衆」または「外地」に集約されています。
本展では、戦時下に前線の兵士たちと銃後の家族や国民に向けて、日本国内外で刊行された書籍、絵画、絵葉書、地図、宣伝ビラなどをもとに、なぜ「大衆」は熱狂的に戦争に駆り立てられたのか、その背景となる「外地」関連の文化生産がどれほど豊かにあり、またそれにより「国民総動員」がどのようにして文化的に実践されたのか、〈作家と兵士が見た戦場〉、〈従軍画家の描いた大陸前線〉、〈南へのまなざし―画家たちの〝南洋〞表象〉、〈前線と銃後を支える大衆―ラップナウ・コレクションに見る戦時下の文化生産〉の4章で振り返ります。
【会期】2026年1月17日(土)~3月29日(日)
姫路文学館
- 所在地
- 〒670-0021 姫路市山野井町84番地
- 電話番号
- 079-293-8228
- FAX
- 079-298-2533
- 開館時間
- 10:00-17:00 ※入館は16:30まで
- 休館日
- 毎週月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(土日の場合は開館)、年末年始(12月25日~1月5日)
バスで
【1】JR・山電姫路駅前の神姫バスターミナル9・10・17・18番(一部停車しない系統がありますので、ご確認ください)乗り場から乗車約6分「市之橋文学館前」下車→北へ徒歩約4分
【2】城周辺観光ループバス「清水橋・文学館前」下車→西へ徒歩約3分
お車で
【1】姫路バイパス「中地ランプ」下車→北東へ約15分
【2】山陽自動車道「姫路西I.C」下車→南東へ約25分「姫路東I.C」下車→南西へ約25分
【3】中国縦貫自動車道「福崎I.C」より播但連絡自動車道「砥堀ランプ」下車→南西へ約25分
【4】国道2号線より、大手前通りを北上→姫路城前を西へ約700m→野本眼科の角を右折約200m
※駐車場(50台・無料)※大型バスでご来館の場合は事前にご連絡ください




