『革の里』会員の「有限会社大栄」様をご紹介します 

大きな建物にブルーのラインが特徴の「有限会社大栄」様 
本日は、代表取締役の西川様に工場内を案内していただきました 
工場の1階では、仕上げまでの作業がされています 


▼写真の手前右側にある青い革がクロムなめしで、かばんや靴などに使われます。

▲白い革がアルミニウムなめしで、硬式野球ボール等に使われます。
仕上げ前の革は、硬めで強く引っ張ると、▼このように伸びます 

▼革の余分な部分をカットして行きます 


続いて、仕上げ作業が行われている2階にお邪魔しました 
ここからが「有限会社大栄」様の特長が見られる工程です 
『手染め ⇒ 水溶性スプレー塗装 ⇒ 色合わせ ⇒ ラッカースプレー塗装』という順番で作業が行われます 
まず、▼こちらが”手染め作業”です。

”手染め作業”は、とても手間がかかりますが、革全体に色を均一に塗ることができます 
製品に合わせて選別した水溶性のペンキと接着剤を混ぜ合わせ作り上げていきます 
今回作られていたのが、ソファー用の革。こちらは、やわらかい接着剤を使用されているそうです。
▼大きいスプレーの機械で塗装が行われます 


高速回転でスプレーを噴射し、色付けがされています 
革がずーっと機械のルートを流れ、最後に▼こちらで面と面を合わせて積まれていきます 

続いては、溶剤を使った色合わせの作業です 

こちらは、とても難しい作業です 

天候に左右されないよう微妙な色の確認は暗室で行われ、担当の方の経験と色彩感覚で色合わせをされています 

「色合わせはデータがない作業です。パソコンでできるような仕事ではない。
革にも癖があって、吸い込み具合もちがうので難しい。」
と教えていただきました 

▲見本の革と色を合わせて見ます。素人目から見ると同じ色に見えますが、「まだ赤味が足りないですね」とおっしゃっていました 
色合わせの作業が終わると、この色を使用してラッカースプレーで溶剤を噴射して色付けをしていきます 
このようにして革が加工されていくそうです 
全国で3社ある硬式野球ボールを製作する会社のうちの1社が「有限会社大栄」様だそうです 
ボールになる前の革を見せていただきました 
▼こちらが硬式野球ボールの縫われる前の革です 

▼こちらが革の里に置いている硬式野球ボールです 

こちらのボールは、しっとりとしていて、手に張りつくような触り心地 
”革の里 Leather town TAKAGI”でも、ご覧いただけます 
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有限会社大栄
〒671-0256 兵庫県姫路市花田町高木135番地の3 [地図]
TEL:079-224-2631
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革の里 Leather town TAKAGI
〒671-0255 兵庫県姫路市花田町小川1180-1 ポケットパーク花田内 [地図]
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