『革の里』会員の 大喜皮革 株式会社 をご紹介
大喜皮革さんの工場はとても広く、機械設備等大変充実しています
今回は、常務取締役の「岡田 浩」さんに工場内を案内していただきました
岡田さんは、姫路に来られて18年で、なんとサラリーマンからの転身なんだそうです
そんな岡田さん、転職された当時は、おどろきの連続だったんだそうです。
中でも一番おどろいたことは、「革の仕事は答えのない」ということ。
”良いと思ったものが良い!革自身をわかっていないと良いかどうかわからない”
奥が深いですね・・・
それでは早速、革造りを見せていただきましょう
まずは、革に型を付ける工程から
▼こちらは革に型を付けるための型板です。
▼次に、こちらの機械の上部に型板をはめこみます。
▼次に、このようなツルツルとした革をセットして型をつけていきます。
▼挟まれるとこんな感じ
▼しばらくして取りだすと、はい!できあがり! あっと言う間に写真のような綺麗な型が入ります
この工程では、「温度・圧力・時間」 この3つがとても重要なんだそうです
温度が高く時間が長いと、型はしっかり入りますが、革が硬くなってしまうので、職人さんたちの熟練された技術で、最適な温度や時間、圧力を決定しているんですね。
⇒ 続いては、2階にある仕上げ場へ
2階では、主に染色などのを行います。沢山の種類の染料や薬品がありました。
薬品も染料もみんな人の目で合わせていかなければいけません。ここでも、職人さんたちの長年の勘(感覚)が重要なんだとか・・・
フォルムや上品さにこだわればこだわるほど、手間暇掛けてつくられるそうです。
岡田さんは、「 アレンジ、テストを繰り返し、お客様のご要望に対応できるよう日々努力しています。 それが楽しいところです!」と、とても楽しそうな様子でした
色んな要望に答え続けることで、良い製品を造るために欠かせない熟練の技や感覚、革を見る目が養われていくんですね。
▼次に、プリントされた革のサンプルを見せていただきました
「 革にプリントしただけでは、革の良さが出なかったりすることもあります。せっかくの革が革でないようになってしまってはいけません 」・・・・・それぞれの違いを見せていただきました。
見て、そして、手に取ってみて、なるほど・・・と納得
見た目や手触りが、より本物に近いように感じました
「 プリントされた商品でも、革の良さを損なうことは出来ません。いかに革を”革らしく”見せるかが大切です。ですから、新しい技術は、日々挑戦です。 」 とのこと。
こちらの「革」は、有名ブランド商品から、オーダーメイドまで幅広く利用されているそうです。
もしかすると、今手にしている革製のバッグや、シューズなど・・・大喜皮革さんで造られた革が使われている製品があるかもしれませんね。
最後に、こだわり抜いて造られた革の製品を見せていただきました。
▼ファーストシューズです
やわらかな風合いを感じさせる商品で、本当にやわらかく、どこか安心する肌触りでした
新しいものと従来からの技術をうまく融合し、更により良い製品を作り出すため、挑戦し続ける。まさに、プロフェッショナルです
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大喜皮革 株式会社 〒671-0256 姫路市花田町高木280 [地図]
TEL:079-282-0055
HP:http://daiki-hikaku.jp/
★事前に連絡をいただければ、直接工場へ行っても革を購入することができるそうです
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