こんにちはトライやるウィークでお世話になっているネコです
今日は、レザークラフト姫路 革の里へ取材に行ってきました
取材には、田坂先生が協力してくれました。とても優しくて、取材中は楽しかったです
中に入ると、牛・豚・羊の革がこんなに沢山種類がありました同じ動物でも、革の模様・厚さ・硬さ・色が違うそうです中には花柄の革があり、それはお客さんがこんな模様を付けてほしいと言うと、革に模様をつけてくれるそうですすごい
こんな革も見せてくれましたこれは鹿の革で、他の革とは違って毛や頭が付いています田坂先生によると、皮を剥がす時、頭の無い皮は器械に入れて剝がすのですが、それだと全体がつぶれてしまいこういった頭を残すことが出来ないそうです。なので、器械ではなくすべて手で剥がしたそうです。毛は、薬を塗って抜け落ちないようにしているそうです。すごい・・・けど怖い
同じように、アライグマも手で皮を剥がしたそうです。本当にすごい
鹿とアライグマは、元々姫路に生息していたらしいです。こういった革は副産物に入り、他の肉や骨などもちゃんと使うらしいです。
皮と革の違いも聞きました
皮は英語でスキン、革はレザーと言い、皮と革の違いはなめし加工をしているかしていないかの違いだそうです。なめし加工とは、クロムなめし、タンニンなめしなどの方法で皮にいろいろな耐久性や柔軟性を持たせるようにすることで、こういったなめし加工の工場は姫路に多いそうです。
レザークラフト姫路 革の里のパンフレットにあった、高品質な革を安価で売ることが出来ることについて聞くと、理由は皮を輸入先から直接姫路に来るからだそうです。輸送する間に会社が何社か挟んであり、その会社が挟まっている数が多いほど、儲けようとする会社が増え、どんどん値段が高くなります。でも姫路に届く場合だと、その会社が挟まってい数が少ないので、安く売れるそうです。
田坂先生が革に関する仕事を選んだ理由を聞いてみると、中学生の頃、高校はどこに行くかで、母親に工業系の高校に行かされ、最初は嫌だったけど段々と自分は手先が器用だという事を知り、偶然革に関する仕事に出会い、そのまま、革に関する仕事についたそうです。
田坂先生は、小物作りやメンテナンスの教室をやっているらしく、僕は小物作りをやってみました
この大きいパーツと小さいパーツと使って作ります。
まず、この脱色した牛の革を染めていきます
これが、革を染めるために使う染料ですこの染料が服に付いてしまうと、全然取れないそうです僕は黒を選びました他にも青や赤の染料もあるそうです。先生がこの塗料を出したとき、ヨーグルトに近い匂いがしました
右側がクロスで塗った革、左側が刷毛で塗った革です。僕はクロスの方で塗っていきました
ポンポンと軽く叩いて塗っていきました
すごく綺麗に塗れました
次に、塗っだ革をドライヤーで乾かしていきます。
その後、もう一回クロスで軽く叩きながら塗り、自然乾燥させます。
次に、銀ペンと言うインクが銀色のボールペンで印をつけていきます。
型をクリップで止め、穴を目印に印をつけていくと・・・
こんな感じになります
次に、ポンチと言う先に刃が付いた器具と木づちで叩いて、穴を開けていきます。最初は、ボタンを付けるための穴を開けていきます。叩いている時は、ドンドンという音が部屋中に鳴り響いていてすごくうるさかったです。でも、それは仕方ない・・僕が穴を開けている時、開けるのが早かったので、先生に「職人みたいだね」と言ってもらえたので、すごく嬉しかったです
次は、プレス機と言うボタンをつけるための機械でパーツにボタンをつけていきます。つける時は、結構力が要ります
同じように、もう一つのパーツにもボタンも付けていきます。
次に、小さいほうのパ―ツの裏側のふちに細い両面テープを貼っていきます。
上手に貼れました
そして、大きい方のパーツに貼り合わせ、ボタンをつけるために開けたのと同じように、印に合わせてポンチと木づちで穴を開けていきます。数が多いので、手がすごく痛くなります
最後に開けた穴に革のひもを通していきます。最初と最後が地味に難しかったです
やっと完成しましただいたい30分ぐらいで完成し田坂先生の教えもあり、そんなに難しくはなかったです。
作っている時も、とても楽しかったですこの小物入れに、何を入れようか未だに悩んでいますなくさないように、しっかり大事にします
田坂先生本当にありがとうございましたまた、レザークラフト姫路 革の里に行ってみたいです
小物作りやメンテナンスの教室以外にも、ペンケースや財布、バッグなどが展示されているので、それ目当てで行ってもいいですね
本当に楽しかった
(兵庫県姫路市花田町小川)